初日カバーとは(英語:First day Cover)記念切手を封筒に貼付し、発行日の消印をした趣味性の強い郵趣品です。初日カバーは、記念品としての要素が高いので、その封筒には、多くの場合、新切手にちなんだ奇麗な絵が描かれているか、印刷されています。 初日カバーを見ながら昭和の時代を振り返ります。
20.国宝シリーズ郵便切手第5集 室町時代
国宝シリーズ郵便切手の第5集として、室町時代の国宝を題材とした3種類の郵便切手が発行されることになりました。
発行日:昭和44年2月10日
種類 :15円切手 慈照寺銀閣
15円切手 安楽寺八角三重塔
21.鳥海国定公園記念郵便切手
霊峰鳥海山(山形県と秋田県の県境)が周囲に天拝山、兜山、弁慶山、猪鼻岳、鷲尾山を従えてそびえている。切手の意匠は、日本海に浮かぶ飛島から鳥海山を望んだ景観です。
発行日:昭和44年2月25日
種類 :15円切手 飛島から望んだ鳥海山
22.日本万国博覧会記念郵便切手
日本万国博覧会は、1970年3月15日から9月13日まで6ヶ月間にわたり、「人類の進歩と調和」をテーマとして、大阪府下千里丘陵を会場として開催されました。万国博覧会は近代オリンピックより約半世紀古く、1世紀余りの歴史を誇る大規模な国際行事で、わが国における開催は初めてです。日本万国博覧会の準備運営資金等の調達に協力するため、2種類の付加金付き通便切手が開催の前年に発行されました。
発行日:昭和44年3月15日
種類 :15円+5円 地球と日本万国博のマーク
23.高野竜神国定公園記念郵便切手
和歌山県の霊場として知られる高野山を中心に山岳と宗教が一帯となって展開されてきた所で、全国から集まる人々が後をたちません。
発行日:昭和44年3月25日
種類 :15円 神応ヶ峰から望む 高野山
15円 護摩壇山を描きしゃくなげを配す
24.全国交通安全運動にちなむ記念郵便切手
今年も春の交通安全運動は5月11日から5月20日までの予定で全国一斉に繰り広げられます。今年1月には死傷者6万5千余を数え、昨年同期の1.5倍にも達する現状です。交通安全思想がいっそう高まるように、記念切手を発行することになりました。
発行日:昭和44年5月10日
種類 :15円 横断歩道を渡る母と子
25.東京国立近代美術館開館記念郵便切手
新築開館の東京近代美術館は石橋正二郎氏の寄贈によるものであって概要は以下の通りです。
規模:敷地面積 5,412㎡ 建物延べ面積 12,288㎡
構造:鉄筋コンクリート造 地上3階、地下2階
発行日:昭和44年6月11日
種類 :15円 新装にになった同館にパレットを配す
26.原子力船進水記念郵便切手
我が国の原子力第1船の建造は、政府の計画に基づき、日本原子力船開発事業団によって進められました。総トン数は約8,000トン、搭載原子炉は加圧軽水冷却型、航海速力は約16ノット、ソ連、アメリカ、ドイツに次いで世界4番目となりました。
発行日:昭和44年6月12日
種類 :原子力船に原子構造図を配す
27.日本海ケーブル開通記念郵便切手
直江津、ナホトカ間約850Kmを結ぶ日本海ケーブルが開通すると、日本とヨーロッパ諸国が直結されテレビを除く電話、電報、テレックス等あらゆる通信業務の絡日運用が実現し、アジアの国際通信センターをめざす我が国にとって国際的に通信界の有力な地位を確保されることになります。
発行日:昭和44年6月25日
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